<テレビ>

私は「テレビが不快なメッセージを流している」などというような、そんなインテリ的な発言はしたくないと思っている。

むしろ、テレビは好きな方である。
私は読書をこの上なく好むのだが、それでもテレビの面白さというものを捨て去ることは出来ない。

私がテレビを見ることによって、何者かによって脳が占領されて、私の考え方であるとか、好みであったりとか、そういうものが誰かによって操作されていたのだとしても、それでも私はテレビが好きなのだ。

かといって、テレビが全くない生活であっても、私はそれほど苦痛を感じないであろう。
環境にうまく適応していくことはそれほど苦手な方ではない。

人間の究極の生活の姿というのは、「晴耕雨読」ではなくて、雨の日も読書などをしないということではないかと思う。
情報がほとんど無いような場所で住んでいたとしても、幸福を見つけて、幸福に暮らせるというのが究極の人間の暮らしではなかろうか?

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