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部屋の窓から外を眺めた。

すると、人がほとんど通らないことに気がついた。
静かな風景がずっと遠くの方まで広がっているだけである。

前は家の前に畑があったのだが、今はもうそれは駐車場になってしまっている。
それでも、都会に較べると、ここの静けさは比較にならない。

「田舎には何もすることがない」と嘆いていた頃もあったのだが、今はもうそういった段階は通り越した。

心に余裕が出来たんだと思う。
想像力さえ失わないでいれば、どこにいようが絵は描けるだろう。

都会にこだわったのは自分が若かったんだと思う。



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