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都会の暮らしを知らなかった頃、私は東京という大都会に莫大な憧れを抱いていた。

今となっては、なぜ自分自身があれほどまでに都会の生活を憧れていたのかはよくわからない。
東京には人が多すぎた。

そして、東京という街はあまりにも抽象的過ぎたのである。

東京における人口過密という問題は、私の脳みそにまで侵入してきた。

それこそ、人々が私の頭の脳みその中にまで入ってくるのではないかという妄想にかられたものである。

今は日本の片田舎で静かな生活である。

静かに暮らすつもりでいる。

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