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私はかつて、人生のある一時期において、自分が真っ暗なトンネルに入ってしまったかのような気持ちになったことがある。

出口の見えないトンネルの中で右往左往している自分自身を発見した。

もう遠い昔のことであったが、今でもその頃の遣る瀬無さ、もどかしさという感情は覚えている。そういった感情というのは若さの特権であるのであろうか。



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