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今から一年ほど前に、「労働を生まれてから一度もやったことがない」という男に出会った。
それはすごく変わっているように思えたけれども、私は彼の生き様、すなわち、労働をしないという決意に、かなりの程度の芸術性というものを見るような気がした。
芸術作品というのは、目に見えて、形になってあらわれるモノばかりではあるまい。
人生そのものも芸術であるということ、私はそういった芸術の方がどちらかといえば好きである。
人間そのものが、ある人の存在そのものが芸術であったりすることだって、人生にはあるのではないかと思った。
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