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家の近所を散歩しながら、私は広いグラウンドに行き着いた。

空気が乾燥していることもあって、寒かったが、爽やかな気分だった。

それは誰もいないグラウンドだった。

週末になれば、少年たちが大勢押しかけてきて、スポーツを楽しむのであろう。

だが、今は平日の昼間である。

それも午前中だ。楽隠居の人々でなければ、このグラウンドに足を踏み入れることはないであろう。


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